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WDAI-Newsletter 創刊

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    Admin
  • 12 時間前
  • 読了時間: 4分
WDAI, a New Generation Begins!

【会長挨拶】

WDAI メンバーの皆様

 

2026年4月1日、WDAIは創設10周年という大きな節目を迎えました。これまでWDAIを支えてくださったすべての皆様へ、心より感謝申し上げます。

 

皆様こんにちは。

このたび渥美美穂子会長の後を受けWDAI会長を拝命いたしました小林真理子と申します。若輩者ではございますが,歴代会長の先生方が築いてこられた歩みを大切にしながら,理事一同と共にWDAIをより一層皆様の有益な学びの場、情報交換の場となるよう邁進して参る所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

今年から 新たに始まりましたWDAIニュースレターでは、理事たちによるコラムの掲載を始めます。国内での活動や海外での研修報告、そしてWDAIの次なるイベント情報などを、このニュースレターで発信してまいります。 (ホームページでは、コラムのみご紹介してまいります。この機会にぜひご入会頂き、会員様向けフルバージョンでお楽しみください。) ご入会👉 wdai.net


 WDAIコラムのトップバッターは、山口葉子WDAI理事(松本歯科大学) です。

インプラント破折症例から学ぶ 設計と材料選択の判断基準

── ITI Congress Japan / Straumann Forum 2026 ランチョンセミナー報告 ──

 

松本歯科大学 東京診療所

山口葉子



2026年4月19日(日)、東京国際フォーラムB棟。ITI Congress Japan / Straumann Forum 2026のWDAIランチョンセミナーに登壇しました。この日の東京はすっきりとした青空が広がり、最高気温は25℃超えの夏日。日曜日の有楽町はお出かけ日和の人たちでにぎわっていて、ガラス棟の吹き抜けにも光が気持ちよく差し込んでいました。

会場に着くと、WDAIのメンバーが応援に駆けつけてくれていました。見慣れた顔がずらりと並ぶ客席は、何よりも心強い味方です。

今回の企画は、WDAI会長の渥美美穂子先生が「ひっちゃか、めっちゃか症例1と2」として提示された複雑な臨床ケースを、柳井先生の座長のもと、異なる切り口から考察するというもの。症例2は小林先生が担当されました。小林先生は現在、WDAIの新会長に就任されています。私は「ひっちゃか、めっちゃか症例1」を担当し、インプラント破折症例に対して、設計と材料の視点からリカバリーを分析しました。「ひっちゃか、めっちゃか」というタイトルに会場がクスっと笑う場面もあり、渥美先生らしい温かい空気の中でのスタートでした。

さて、肝心の内容です。この症例は上下顎合わせて4本のインプラントが折れてしまっており、とてもシビアな症例でした。咬合支持が失われ、咬合高径が低下した結果、残っているインプラントに力が集中し、破折が起きていたのです。

発表ではまず、インプラントがなぜ折れるのかを整理しました。食事のたびにかかる力は、一回一回は小さくても、何万回、何十万回と繰り返されるうちに、インプラント体に小さなヒビが入り、それが少しずつ広がって、最終的に折れてしまいます。これを「疲労破壊」といいます。針金を同じ場所で何度も曲げると折れるのと同じ原理です。さらに、インプラント周囲の骨が吸収してくると、骨縁に応力が集中して折れやすくなります。

次に、材料のお話です。従来の純チタンに対して、チタンとジルコニウムを混ぜ合わせた合金(TiZr / Roxolid)は、繰り返しの力に対する強さが約30%高いことが報告されています。純チタンの生体適合性はそのままに、より丈夫になった材料です。

そのうえで、破折を防ぐための「2つのアプローチ」をお話ししました。ひとつは「力を分散させる設計」、インプラントの本数を増やしたり、埋める位置を工夫して、1本あたりの負担を減らします。もうひとつは「インプラント自体を強くすること」、太い直径を選んだり、Roxolidに変えて耐久性を上げます。この2つを掛け合わせることで、破折のリスクをぐっと下げることができます。

代表例として取り上げた上顎の前歯は、骨の幅が狭くて太いインプラントが使いにくい部位。限られた条件の中で、本数を増やして力を分散し、材料をRoxolidに変えることで、破折に対する余裕を約2倍に高めることができました。

発表を終えてホッとしたところで楽しみにしていたのが、ランチョンのお弁当。コングレスのお弁当って、毎回ちょっとした楽しみですよね。WDAIのみんなもお弁当を広げていて、その光景を見ながらいただくお昼ごはんは、発表後の達成感も相まって格別でした。

難しい症例だからこそ、いろいろな角度から考えて、明日の臨床に活かす。そしてその学びを、仲間と一緒に楽しむ、WDAIらしい、そんな一日でした。

WDAIランチョンセミナー記事はこちら

https://www.wdai.net/post/iti-congress-wdailuncheon


2026年 WDAIは

ニュースレターの配信、秋には10周年記念行事開催を予定、

コロナ禍に中断していたハンズオンコースにつきましても,再開を予定しております。また「Meet Up 上高地」イベントはすでに定員に達したため募集を締め切らせていただきました。有難うございました。

今後もWDAIでは,さまざまな学びと交流の機会を発信してまいります。ぜひ楽しみにお待ちください。



次回は6月末に配信いたします.お楽しみに!

 

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