ITI-Congress-WDAIランチョン「次のインプラント治療を再考する」
- Admin
- 4 日前
- 読了時間: 2分

2026年4月18-19日(土日)、ITIコングレスジャパン(東京国際フォーラムで開催)において、WDAIはランチョンセミナーを行った。
本セミナーでは、座長に ITIリーダーシップチームの柳井智恵 先生(WDAI相談役)を迎え、渥美美穂子先生(WDAI会長)による問題提起として、臨床的に対応困難なひっちゃかめっちゃかインプラント症例(いわゆる“リカバリーを要する症例”)2例が提示された。これらの症例は、咬合支持の偏位や骨吸収、長期的負荷に起因するトラブルなど、日常臨床においても重要な課題を内包している。
これに対し、演者である山口葉子先生(WDAI理事)は「インプラント破折症例のリカバリーから学ぶ設計と材料選択の判断基準」をテーマに、破折に至る背景因子を整理し、純チタンおよびTi-Zr合金の特性差を踏まえた設計・材料選択の意思決定プロセスを提示した。インプラント選択を単なる“製品選択”ではなく、“治療戦略”として再定義する視点が示された。
また、小林真理子(WDAI次期会長)は「患者の最終目的地を,在宅と病院のリアルな現場から考える」をテーマに、患者のライフステージ、とりわけ高齢化や通院困難症例を見据えた長期的視点から、インプラント治療の設計・介入・メインテナンスのあり方を再考する必要性を提示した。インプラントが“最終段階においても機能し続けるための設計思想に,環境と栄養状態の確認”が重要であることを強調した。
本セミナーは、単なる症例検討にとどまらず、「破綻した症例から何を学び、いかに次の臨床へ還元するか」という本質的な問いを共有する場となった。
セッション終盤には、次期会長 小林真理子より現会長 渥美美穂子先生へ、また理事 吉武博美先生・柴戸和夏穂先生より相談役 柳井智恵先生・立川敬子先生へ、これまでのWDAIの発展に対する感謝の意を込めて花束が贈呈された。WDAIの歩みを支えてきた先達への敬意と、次の世代へとつなぐ意思が象徴的に示された瞬間であった。
本セミナーは、過去から現在、そして未来へと連続する臨床の価値を再認識する機会となり、WDAIの理念である「学び、つながり、次へとつなぐ」姿勢を体現する場となった。


































コメント