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WDAI 定例会 のご案内

NEXT MEETING

​2025.9.15. (日祝)

WDAI 第18回定例会

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​ご挨拶

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定例会 実行委員長

 山口葉子先生(Dr. DDS. Ph.D) 

 松本歯科大学東京診療所准教授

WDAI第18回定例会 実行委員長ご挨拶

このたび、WDAI第18回定例会の実行委員長を務めさせていただきます山口葉子です。こうして第18回定例会を開催できますのも、日頃より温かいご支援と深いご理解を賜っております関係各位の皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。また、本会の開催にあたり多大なるご協力をいただいたストローマン・ジャパン株式会社の皆様にも、厚く御礼申し上げます。

本定例会は、9月15日「敬老の日」に開催されます。長年社会に貢献されてきた高齢者の皆様を敬い、そのご長寿を祝うこの日に、私たち歯科医療従事者が集い、高齢期の健康維持において重要な役割を果たす「口腔の健康」について理解を深める機会を持てることは、大変意義深いことと感じております。

第18回定例会のメインテーマは、「歯周病治療の最新トレンド:新分類、再生医療、そしてインプラント周囲炎への対応」です。日々の臨床に直結する内容を中心に、明日からの実践に活かせる最新情報を共有することを目的としています。

ポストコロナの社会において、WDAIもまた、未来を見据えて進化を続ける必要があります。今回の定例会でも、これまで培ってきたオンライン形式を継続いたします。地理的な制約を越えたオンラインのつながりを活かしながらも、参加者同士が直接顔を合わせて意見を交わせる現地開催の価値も重視し、ハイブリッド形式にて開催いたします。こうした柔軟な開催形態を通じて、より多くの方々が積極的に学び、つながることのできる場を目指しております。

プログラムのご紹介

特別講演では、松本歯科大学 歯科保存学講座(歯周)教授であり、日本歯周病学会理事長でもある吉成伸夫先生を長野よりお迎えし、歯周組織再生療法の最新の進歩、国際的に採用されている歯周病の新分類、そしてインプラント周囲炎への具体的な対応策についてご講演いただきます。

教育講演では、伊東歯科口腔病院の吉武博美先生より、「サージカルガイド作製時の工夫 ~デジタル技術を駆使したチーム医療~」と題し、CTデータと口腔内スキャナーのマッチング技術や、欠損パターンに応じたガイド設計など、臨床での工夫や実践例をご紹介いただきます。

さらに、松本歯科大学 歯科放射線学講座および口腔インプラントセンターの森こず恵先生には、「インプラント初診患者を対象としたパノラマX線による骨粗鬆症スクリーニングの臨床的有用性」についてご発表いただきます。超高齢社会を迎えた現在、骨粗鬆症は高齢者の健康寿命を左右する重要な疾患の一つとなっており、その早期発見や対応はますます重要性を増しています。医科歯科連携の必要性が高まるなか、歯科診療の中で骨粗鬆症の兆候を捉えるというアプローチは、極めて実践的な取り組みといえるでしょう。

また、9月24日は「歯科技工士記念日」です。この機会に、日頃より歯科医療を支えてくださる歯科技工士の皆様に、心より感謝と敬意を表したいと思います。インプラント治療の分野でもデジタル化が進み、診断からサージカルガイドの作製、補綴物の製作に至るまで、技工の在り方は大きく変化しています。株式会社CARESソリューションセンターの若生展代先生には、「歯科技工におけるデジタルハイブリッド化の有用性」について、アナログとデジタルの融合がもたらす新たな技工の可能性をご紹介いただきます。

さらに、インプラント治療は患者様にとって大きな決断を伴うものです。だからこそ、治療前の不安への配慮、治療中の丁寧なサポート、そして治療後の継続的なメンテナンスが重要となります。つきおか歯科医院の夏井桃果先生には、インプラント専門歯科衛生士として、患者様一人ひとりに寄り添うための具体的なアプローチをお話しいただきます。

WDAIの最大の強みは、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士といった専門職が、それぞれの立場から知識と経験を共有し合い、密接に連携できる横断的な組織であることです。インプラント治療がこれからさらに発展していくためには、このチーム医療の在り方が今後ますます重要になると考えています。

今回の定例会が、皆様にとって充実した学びと交流の機会となり、ここで得られた内容が日々の診療での一助となることを、心より願っております。定例会終了後には、ささやかではございますがランチをご用意しておりますので、ぜひお気軽にご参加ください。皆様とお会いできることを、WDAIスタッフ一同、心より楽しみにしております。

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